自立循環型住宅 いしかわエコハウス(2010年4月竣工)
2010年4月28日(水)に石川県産業振興ゾーン内工業試験場前芝生地に『いしかわエコハウス』が完成いたしました。 『いしかわエコハウス』は、環境省の21世紀環境共生型住宅いわゆるエコハウスのモデル整備事業として建築するもので、 石川県が北陸地方で唯一採択されました。当社は高い技術力を認められ、この事業の施工を担当いたしました。
お近くにいらした際には、是非『いしかわエコハウス』を皆様の目でご覧になってみてください。
いしかわエコハウスの特徴
ほそ川建設の高気密・高断熱性能
21. 建物の躯体は高気密・高断熱(断熱材、二重ガラス窓)
2. 住宅用太陽光発電パネル ⇒ 景観に配慮したパネルの設置
・段状に設置するパネルの採用(既存住宅に設置するタイプ)
・屋根一体型のパネルの採用(新築住宅に設置するタイプ)
3. 太陽熱給湯器、高効率給湯器
4. 家庭用風力発電機
5. 地中熱を取り入れる換気システムの採用
伝統的な暮らしの知恵の活用
1. 卓越風の利用
建物の向き、窓の位置等を工夫し、自然風をなるべく多く取り入れる
注)卓越風(たくえつふう)とは、ある地方で、ある特定の期間に最も頻度が多い風向の風
2. 深いひさし
・伝統的民家によく見られる深いひさし
・夏は日射を、冬は風雪をさえぎり、省エネにも貢献する
3. 植栽による日射遮蔽
・広葉樹を南側に植栽(夏は日射をさえぎり、冬は日射を通す)
・窓の外にアサガオ等を植栽し、夏の日射をさえぎる(グリーンカーテン)
4. 陽だまりの縁側
・冬場の太陽熱を有効活用できる、オーニング(可動式ひさし)を備えたガラス屋根の縁側
5.下見板風外壁ルーバー
・外壁に木製板(ルーバー)を張り、直射日光による外壁の温度上昇を緩和する
県内産品の活用
1. 県産木材の活用
・活用例:杉(県産):柱・筋交い・垂木等 能登ヒバ:床材、土台、根太
2. 県内企業等が開発・製造・販売する設備・装置・素材の活用
・活用例:緑化基盤材、風力発電装置、LED照明 等
いしかわエコハウスの機能
産業・雇用支援機能
県内企業等が開発・製造した設備・装置・素材の共同ショールーム 建築関係事業者の住宅省エネ化技術の研修施設
学習・相談機能
・小学生から専門家までが、見学、体験できる施設
・住宅の省エネ化について、一般の方、事業者が相談できる施設
教育機能
・自然エネルギー、リサイクル等をテーマとした環境教育のフィールド
NPO等活動拠点機能
環境保全団体の活動の場