現場より

こんにちは、工事部の佐々木です。

今回は、春に竣工したこども園の新築工事で私が経験したことについてお話ししたいと思います。

 

幼保連携型認定こども園の「ミドリ富陽こども園」は、社会福祉法人ミドリ保育園が野々市地内で運営するこども園です。

その新築工事を弊社がさせていただき、私は工事の責任者として本工事に携わらせていただきました。

工事監督の仕事で重要なことは、安全管理、品質管理、工程管理、予算管理、の4つです。

それらのうち、どれが優先でどれを軽視してよいということはなく、どんな現場でもこの4つを意識しながら私たちは仕事をしています。

 

今回の工事は、そのなかでも特に「工程管理」に注意が必要でした。

というのも、どんなことがあっても春に入園してくる子どもたちや保護者の方をお待たせするわけにはいかないからです。地震があろうと雪が積もろうと工期は絶対厳守、それでも安全に工事を進め、建物の品質を守り、お客様のご要望を叶える。

私たちにはその責任がある、と常に意識しながら仕事をしています。

私は、現場は一つのチームととらえています。

お客様を含め、多くの人たちが同じ目的のために力を合わせる。チームの目的のために、それぞれが得意とする個々の役割を果たす。そのなかで私の役目は、全員に最大限の力を発揮してもらうことです。

 

こども園の理事長や園長、園職員の方々には、実際に使う側の意見や子どもたちの特性などを教えていただき、何かを検討する際にとても助けられました。

設計を担当してくださった、谷重義行建築像景の先生やスタッフの皆様には、私たちの相談にいつも快くお応えいただき、工期を短縮しつつ品質を守る為のたくさんのお知恵を拝借しました。

そしてなにより、共に工事に携わった工事監督の仲間や、各業者の方々、職人のみなさんが、このチームを支えてくれました。同じ方向、同じ温度、同じ目的を多くの人と共有することができれば、それは本当に心強いものです。真夏の炎天下や、真冬の寒空のもとであっても、決して手を抜かず、諦めず、全員が惜しまずに全力で取り組んでくれたおかげで、なんとか期日までに素敵な建物を完成することが出来たのだと思います。

 

私はこの工事を経験して、あらためて「多くの人たちが力を合わせれば、どんな困難な事もやり遂げられる。」ということを強く実感しました。このチームを支えてくれたすべての方に心から感謝をすると共に、これからもお客様に喜んでいただけますよう、チームで力を合わせたものづくりを目指していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。