清水亭修繕工事
こんにちは。公共・開発工事部の森川です。
今回は日本三名園として有名な兼六園の茶店通りにある清水亭の修繕工事についてお話しさせていただきます。
こちらの主な工事内容は、構造体の補強に伴い内装のリニューアル工事の施工です。
基礎工事の際に金沢城調査研究所の方立ち合いのもと、重機で慎重に掘削していき地層を確認しながら作業を行いました。
すると設計の掘削深さよりも浅い所で文化財の対象となる地層が出た為、協議の結果設計変更となり苦労しましたが、わたくし自身貴重な経験をすることができ、とても勉強になりました。
内装工事では、1階は黒をベースにした落ち着きのあるモダンな雰囲気のカフェテリアに仕上げ、施主様のご意向で九谷焼を展示するショーケース棚を造作しました。2階は趣のある町家を残し現代の構造補強の上、復原いたしました。
兼六園と根強く紡いできた歴史ある建物に携われたことは、私にとってとてもかけがえのない経験になりました。
これからもこちらで得た知識・経験を忘れず建設業界に貢献できるよう日々精進していきます。