すみごこちを考える(家事編)
こんにちは。
設計部 コーディネーターの田丸です。
今回は家事とすみごこちについて少しご紹介させて頂けたらと思います。
まず家づくりの打合せは外装・内装など本当にたくさんのことを決めていきます。
私は内装についてお客様と打合せをさせて頂くのですが、よく議題に上がる内容の一つに「キッチンのゴミ箱をどこに置くか」という点があります。ゴミ箱の容量、設置個数、扉内に隠すかオープンとするかなど意外と考えることがたくさんあります。小さなことですが毎日キッチンに立つことを考えると意外と重要な項目です。
当社では造作家具やメーカー品などを使用してデザインも考慮しながらご提案をさせて頂いています。
こちらは造作家具で施工した一例です。
ゴミ箱は扉付きのカップボード内に納めているため統一感がありスッキリとした印象となっています。
また「照明の色」もよく検討して頂きたいポイントの一つです。
こちらも細かな項目ですが、実は重要な項目となります。
基本的な照明の色には大きく分けて、赤みがかった「電球色」、白っぽい「昼光色」、中間色の「温白色」という3色があります。それぞれにくつろぎの明かり、作業に適した明かりなど役割があるため場所によって使い分けることですみごこちも向上します。当社では主に電球色を使用してくつろぎの空間をご提案することが多いですが、例えばキッチンで調理するときやデスクで家計簿をつけるときアイロンをかけるときなどは手元が明るいほうが良いとされています。必要な場所には作業に適した昼光色を用いることも家事を円滑に行うためには重要です。
お客様によって暮らし方が異なるため、どの場所でどんな暮らしがしたいのか、当社ではその想いをもとに適したプランをご提案致します。
最後に、「家事とすみごこち」と言われると間取りやキッチン設備などのことを考える方が多いかと思います。
もちろんどちらも重要な項目ではありますが、実際に家づくりの打合せをすると上記のような話がたびたび議題にあがります。
細やかな点がすみごこちを左右するのだと改めて感じると共に、家づくりをご検討の方にすみごこちをよくするポイントとしてお伝えできたらと思いご紹介させて頂きました。
それでは皆様と共に家づくりできる日を楽しみにしています。
ありがとうございました。